子どもたちの発育発達について

●子どもたちの発育発達には、個人差があります。個性もあります。
 他の子どもと比べないで、あせらず、少しずつ。比べるのであれば、今までのその子と比べ、
 どれだけ成長出来たのかに目を向けましょう。
●全てを低い年代から求める必要はありません。その年代から出来ることは、自分でさせましょう。(自立性)

子どもたちへの接し方

●子どもたち自身にいろいろなことをさせましょう。
●答えを先に出して、『これはダメ!』ではなく、失敗したときに何が良くなかったのかを見つけ、
 修正してあげましょう。(答えを教えるだけでは、学習していきません。)
●いろいろな場面で『待つ』余裕をもちましょう。
●子どもは失敗してもいいのです。たくさん失敗の経験をさせてあげましょう。
 失敗からいろいろなことを学ぶことが出来ます。失敗をさせないようにしたら学べません、成長できません。
 失敗する前に先回りして手を差し伸べていたら、学習の大事な機会を子どもたちから奪うことになります。

応援について

練習や試合を見に行きましょう
 出来る限り時間を作って、子どもと楽しみの時間を共有してあげてください。
 子どももそれを望んでいるはずです。
子どもたちの『判断』を尊重しましょう
 自分で『判断』をし、プレーすることが、サッカーで最も楽しく、そして重要なことです。
 外からの声で子どもたちの『判断』に圧力をかけ、『判断』を迷わせないようにしましょう。
全ての子どもを応援しましょう
 自分の子どもだけにならないよう、子どもたちみんなのサポーターになってください。
みんなの良いプレーに拍手しましょう
 練習相手や試合相手は、『敵』ではなく、『サッカーを愛する仲間』です。
楽しかったか、聞いてみましょう
 大切なのは、勝敗よりもサッカーを楽しむことです。
 結果だけ聞いていると、勝敗に対するプレッシャーを与えてしまいます。
子どもたちにプレッシャーをかけないようにしましょう
 目先の結果よりも、一人一人の子どもたちを将来に向けて大きく育てていきましょう。
 大人が結果にこだわってしまうと、結局はそのしわ寄せが子どもたちにくることになってしまいます。
応援に徹しましょう
 コーチはコーチに、レフェリーはレフェリーに任せましょう。

サッカーの場以外でも心掛けたいこと

子どもたちに望むことは日常的にも数多くありますが、豊かな人間性の育成と子どもたちの自立を目指して、
以下のことを特に留意してください。
自立
 自分のことはなるべく自分自身でさせましょう。
社会的ルール・マナー
『ありがとう』『ごめんなさい』を言えるようにしましょう。
意思表示
 挨拶をしましょう。大きな声で返事をしましょう。
友だちづくり
 たくさんの友だちと遊びましょう。
 いろいろな関わりの中で衝突(喧嘩)することも大切な経験です。

【参考文献】下記、写真をクリックすると閲覧出来ます。

  

(左から順に)『合言葉はPlayers First!!』『めざせ!ベストサポーター』『キッズ(U6)ハンドブック』『キッズ(U8)ハンドブック』
日本サッカー協会(JFA)が発行しているハンドブックです。ぜひ一読下さい。
私はこのハンドブックからいろいろな気付きを得ることが出来ました。
ぜひお子さんのこと、私たちとお話ししましょう。